Wi-Fi Allianceは29日(米国時間)、次世代無線LAN規格であるIEEE 802.11nの相互接続性を認定するプログラムを2段階方式で実施すると発表した。第1段階にあたる「第1フェイズ」を2007年前半に開始するとしている。
IEEEでは、IEEE 802.11nの標準化予定時期を時期を見直しており、現在は2008年第1四半期に目標に設定している。一方で、IEEE 802.11nのドラフト 1.0対応をうたった製品がすでに市場に登場していることから、Wi-Fi Allianceでは製品の相互接続認定に対する市場ニーズを踏まえて、2段階形式で認定プログラムを実施していく。
第1フェイズの認定プログラムでは、IEEE 802.11nにおける基本機能や仕様の認定を実施。Wi-Fi Allianceでは、IEEE 802.11n標準化後に実施される第2フェイズのプログラムにおいては、第1フェイズで認定を受けた製品と、規格に完全準拠製品との間で相互接続性を保証できると考えている。
また、第1フェイズで使用する認定マークについては、製品が標準化前であることを明示していく。なお、プログラム名称に関しては、認定プログラムが最終的に確定した後に発表するとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.wi-fi.org/news/pressrelease-082906-80211n/ja/
関連記事:Wi-Fi Alliance、IEEE 802.11n標準化まで名称を使わないよう呼びかけ[Broadband Watch]
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/7028.html
( 村松健至 )
2006/08/30 16:10
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