フェイスは、不正アクセスを受け閉鎖していたMMORPG「ローズオンライン エボリューション」のサービスを31日13時に再開する。ただし、新規会員登録や有料メニューの購入に必要な公式サイト(マイページ)の復旧時期は未定だ。サービス停止時に同ゲームに登録していた会員には、有料メニューを無償提供するなどの補償も行なう。
フェイスでは、これまで登録していたパスワードを改竄防止のため、すべて無効処理を実施。後日、新たなパスワードを発行するためのメールを送信する。さらに、最新のクライアントをダウンロードすることを推奨している。
なお、サービスが長期間停止したお詫びとして、通常は有料で提供しているオプションを無償提供する。8月31日13時から9月30日13時にかけて、「プレミアム」(1,500円)、「エキストラストック」(200円)、「エキストラキャラクター」(200円)を無償提供するほか、配布時期は未定だが、マイレージチケット500円分も付与する。
フェイスによれば、8月6日に会員からゲームの不具合に関する問い合わせがあり、社内調査をしたところ、不正アクセスによる会員情報流出の可能性があることが判明。同日14時45分、外部からサーバーにアクセスできないよう、サービスを全面停止していた。
ローズオンラインでは2005年6月のサービス開始以降、ユーザーID、パスワード、メールアドレス、生年月日が36万5,698件、氏名、性別、住所、郵便番号、電話番号、ニックネームが16万7,152件登録されていた。ただし、これらの会員情報が実際に流出したかどうかについては現在も調査中で、詳細がわかり次第、公表するとしている。そのため、今回の補償も個人情報が流出したことに対するものではなく、サービスが長期間停止したことに対するものだという。
関連情報
■URL
ローズオンライン
http://www.roseon.jp/
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・ MMORPG「ローズオンライン」、不正アクセスで会員情報が流出した可能性(2006/08/08)
( 増田 覚 )
2006/08/30 19:51
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