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新規ウイルスの7割は特定組織を狙うトロイの木馬、ソフォス調査


 ソフォスは1日、8月に同社が全世界で検知したウイルスを集計した「月間トップ10ウイルス」を発表した。それによれば、NetskyやMytobなどの古いウイルスが上位にランクインしているという。

 最も多く検知されたのはワーム「Netsky-P」で、全体のウイルスのうち19.9%を占めた。2位は、ワーム「Mytob-AS」で15.8%。上位2つのワームは、ともに2005年8月に猛威をふるっていた。また、7位には、2005年5月以来チャートから姿を消していたワーム「Mytob-E」が再浮上した。

 古くからあるワームが存続している原因について、ソフォスでは「必要な対策を適用しないままインターネットに接続しているPCが依然として数多く存在する」と指摘。「自分のデータが損なわれるだけでなく、NetskyやMytobなどの古いワームを存続させ、他のユーザーに被害を与える危険性がある」として、注意を促している。

 8月に検知した新規ウイルスは1,998件。このうち71.8%は、特定のグループを狙って配信されたトロイの木馬だったという。このほか、ウイルスメールの割合は、4月に流通したメールのうち0.4%(278件に1通)だった。ちなみに、2005年8月では、50通に1通の割合だった。


関連情報

URL
  ソフォス
  http://www.sophos.co.jp/

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( 増田 覚 )
2006/09/01 16:14

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