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NTT Com、法人顧客情報がWinnyネットワーク上に流出


 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は8月30日、顧客情報を含む業務関連ファイルがP2Pファイル共有ソフト「Winny」のネットワーク上に流出したことを明らかにした。現在のところ、流出した情報が不正使用された事実は確認していないとしている。

 流出したのは、同社の従業員が作成した業務関連ファイルと、販売業務委託先の元従業員が作成した業務関連ファイル。これらのファイルには、同社の法人顧客の企業名および担当者名48件分のほか、所在地、電話番号、メールアドレスが一部含まれていた。銀行口座番号やクレジットカード番号などの信用情報は含まれていないという。

 NTT Comによれば、販売業務委託先の元従業員は、業務関連ファイルを持ち帰り自宅のPCに保存していたところ、ウイルスに感染。その結果、2006年1月にファイルがWinnyのネットワーク上に流出したという。一方、NTT Comの従業員が作成した業務関連ファイルがWinnyのネットワークに流出した経路については、調査中としている。

 NTT Comでは、従来よりファイル共有ソフトの利用を禁止していた。今後は、「全社員および委託先に対し、情報管理の更なる徹底・強化を図る」とコメントしている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.ntt.com/aboutus/information/info_20060830.html


( 増田 覚 )
2006/09/01 17:57

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