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「名前を付けて保存」操作で「OpenDocument形式」が選択できる
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ジャストシステムは5日、「一太郎2006 OpenDocument対応モジュール」のダウンロード提供を開始した。同社のワープロソフト「一太郎2006」において、OpenDocumentのテキスト保存形式である「.odt」文書の読み込み・保存が可能になる。
OpenDocumentとは、非営利コンソーシアムのOASIS(Organization for the Advancement of Structured Information Standards)が標準化したXMLベースのファイル形式。テキスト形式の.odtのほか、表計算の「.ods」、プレゼンテーションの「.odp」などがある。フリーのオフィススイート「OpenOffice.org」などですでに対応している。
一太郎2006 OpenDocument対応モジュールをインストールすると、ファイルの読み込み時に、ファイルの種類として「OpenDocumentファイル」が選択できるようになる。一方、ファイルの保存形式としても「OpenDocument形式」が追加される。一太郎2006で作成したデータの中から、文字データ、文書スタイル、ヘッダー/フッター、文字飾り/段落飾り(スタイル)、レイアウト枠、罫線の情報を.odtファイルとして保存できる。これらのデータを抽出して他のアプリケーションでも利用可能になるため、XMLの特徴であるデータの活用が行なえるとしている。
モジュールを利用できるのは、「一太郎2006」「一太郎2006&花子2006 スペシャルパック」「一太郎2006[辞書活用セット]」「一太郎ガバメント」の製品登録ユーザーで、ダウンロード時にユーザーIDとパスワードが必要になる。
なお、ジャストシステムによると、ワープロソフト以外の同社製品におけるOpenDocument形式対応については、今のところ予定はしていないという。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.justsystem.co.jp/news/2006l/news/j09051.html
ダウンロードサイト
http://www.ichitaro.com/2006/opendoc/
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( 永沢 茂 )
2006/09/05 15:30
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