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Google、過去200年分の新聞雑誌記事検索サービスを開始


Google News Archive Searchの検索画面
 米Googleは5日、過去200年分以上の新聞や雑誌記事を検索できる「Google News Archive Search」を公開した。Googleはこのサービスのために大手新聞社やアーカイブ企業と提携し、無料、有料のコンテンツへのリンクを提供している。

 現在、Google News米国版のトップページに掲載されている「News Archive Search」のリンクからこのサービスが利用できる。検索フォームに歴史上の出来事、人物名など調べたい言葉を入力すると、最も適切と思われる検索結果が時系列順に表示される。

 例えば、単純に「Japan」と入力すると、最も古い記事は1878年10月25日のWashington Post紙で、日米間の貿易に関する有料記事へのリンクが表示される。またこの検索から、第一次大戦前後の日本の軍備拡大や、1930年代の戦争に向かう時期の記事が表示できる。「Japan War」と検索語を増やすと、今度は1940年代の太平洋戦争に関する記事が表示されるようになる。このように、検索語に応じて出来るだけ最適な記事が表示されるように設定されており、工夫することによってより詳細な情報を得ることができるようになる。

 Googleはこのサービスを提供するために、多くの新聞社やアーカイブ企業と提携した。無料の記事を提供しているのは、雑誌社のTIME.comや英新聞社のThe Guardianなど。また、会員制あるいは一部有料記事要約を提供している新聞社としては、The New York Times、The Wall Street Journal、Washington Postなどがあり、その他にもアーカイブ企業としてAccessMyLibrary.com、Thomson Gale、Factiva、HighBeam Research、LexisNexisなど多数の企業が参加している。

 現時点で、News Archive Searchは英語とその他数カ国語の記事を提供しているという。Googleでは、他の言語のコンテンツを提供するための準備を進めており、他国でもサービスを提供したい意向だ。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.google.com/press/annc/archive_search.html
  Google News Archive Search(英文)
  http://news.google.com/archivesearch


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/09/07 11:35

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