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ネットバンキングの操作を動画で記録するスパイウェア、PandaLabsが警告


 Panda Softwareの研究機関であるPandaLabsは8日、オンラインバンキングの操作画面を動画として記録し、外部に送信する新種のトロイの木馬を発見したとして警告した。

 PandaLabsが「Banbra.DCY」と命名したトロイの木馬は、ブラジルのオンラインバンキングのユーザーをターゲットにしたスパイウェアで、ユーザーがオンラインバンキングのサイトにアクセスした際に、操作画面を動画ファイルとしてキャプチャし、外部に送信するという。

 オンラインバンキングでは、ユーザーのキー入力を盗み出すスパイウェア「キーロガー」対策として、パスワード等の入力を画面上に表示されたキーボードで行なうソフトウェアキーボードを導入するケースが増えている。これに対して、マウスがクリックされたタイミングで画面を静止画でキャプチャするスパイウェアなども登場しているが、今回発見されたBanbra.DCYは画面を動画で記録することで、さらに確実にユーザーの操作内容を盗み出すことができる。

 PandaLabsでは、このような手法は他のオンラインバンキングやインターネットサービスに流用される可能性が高いとして注意を呼びかけている。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.pandasoftware.com/about/press/viewNews.htm?noticia=7766

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ソフトウェアキーボードからも情報を盗み出すキーロガーの新種が登場(2005/08/26)


( 三柳英樹 )
2006/09/11 14:13

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