米Apple Computerは12日、複数の脆弱性を修正したQuickTime 7.1.3を公開した。ジュークボックスソフト「iTunes」の新バージョンと同時の公開となったが、QuickTime 7.1.3では危険度の高い脆弱性を修正しているため、Appleではすべてのユーザーに対してバージョンアップを呼びかけている。対応OSはWindows XP/2000およびMac OS X 10.3.9以降。
QuickTime 7.1.3では、QuickTime形式やH.264形式の動画について、攻撃者が細工した動画を再生することで任意のコードが実行される危険のある脆弱性7件を修正している。Windows版およびMac OS X版のどちらも影響を受ける可能性がある。仏FrSIRTでは、これらの脆弱性の危険度を4段階で最も高い“Critical”としている。
関連情報
■URL
脆弱性情報(英文)
http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=304357
FrSIRTによる脆弱性情報(英文)
http://www.frsirt.com/english/advisories/2006/3577
QuickTime
http://www.apple.com/jp/quicktime/
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( 三柳英樹 )
2006/09/13 16:18
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