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TCA、ユニバーサルサービス制度の番号単価は月額7円と公表


 電気通信事業者協会(TCA)は15日、ユニバーサルサービス制度に関する番号単価を公表した。また、交付金の額および交付方法、負担金の額、負担方法について総務大臣への認可申請を行なったことを発表した。

 ユニバーサルサービス制度は、加入電話、公衆電話、緊急通報の3つの基本的なサービスについて、全国均一の提供を維持するため、各通信事業者が基金に費用を出し合って維持コストに充当していくための仕組み。2002年6月に導入された。

 番号単価は、NTT東日本およびNTT西日本が提供するユニバーサルサービスの確保のために、支援機関が各負担事業者から負担金を徴収する際に用いる、1電話番号当たりの負担金の月額単価を指す。TCAでは、番号単価を月額7円と算定した。

 この番号単価に基づいて、2007年1月以降、利用する電話番号の数に応じた費用が各電話会社からユニバーサルサービス支援機関であるTCAを通じて、NTT東西に支払われる。なお、2007年7月以降適用する番号単価については、算定対象電気通信番号の総数の増減の見込み等を勘案して、半年に1回見直しが行なわれる予定だ。

 このほかTCAは、電気通信事業法第109条第1項に基づき、交付金の額及び交付方法についての認可申請を、また、同法第110条第2項に基づき負担金の額及び負担方法についての認可申請を総務大臣に行なった。

 それによると、交付金額の算定は、NTT東西各社の補填対象額から算定自己負担額を引いた金額となる。交付方法は、銀行振り込みとなっている。また負担金の額は、一定の要件を充足する接続電気通信事業者等ごとにNTT東西それぞれが算定する。納付は銀行振り込みで行なわれる。


関連情報

URL
  ニュースリリース(PDF)
  http://www.tca.or.jp/japan/news/060915.pdf
  TCA ユニバーサルサービス支援業務
  http://www.tca.or.jp/universalservice/

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( 野津 誠 )
2006/09/19 17:17

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