エフ・エフ・シーは、PCやサーバー内の個人情報や機密情報を含むファイルを検出するソフト「SecretBarrier」を9月28日より販売する。ウイルス対策ソフトでスキャンするのと同じような簡単な操作で使用できるとしている。
クライアント機能「SecretBarrier Standard」のライセンスが4,179円~、サーバー機能「SecretBarrier Enterprise」のライセンスが399,000円、これらのソフトを同梱した「BarrierSeries Media Pack」が3,990円。クライアント製品はWindows XP/2000 Professional/2000 ServerおよびWindows Server 2003に対応、サーバー製品はWindows 2000 ServerおよびWindows Server 2003に対応する。
SecretBarrierでは、名前や住所、電話番号、メールアドレスなど個人が特定できる情報が含まれるファイルのほか、あらかじめ設定した機密情報などのキーワードを含むファイルを、前後の文脈解析(NE抽出)やパターン照合、形態素解析によって検出して一覧表示する。処理速度の目安として、新聞1日分を約18秒で解析するとして高速性をアピールしており、検出正答率も98%と高精度だとしている。
対応するファイル形式は、Word、Excel、PowerPoint、Visio、Outlook(MSG形式のみ)、Outlook Express(EML形式のみ)、一太郎、Lotus 1-2-3、PDF、テキスト文書、リッチテキスト(RTF)、圧縮ファイル(ZIP、LHA、RAR)。
各クライアントにおけるスキャンは、ユーザーによる手動スキャンのほか、定時スキャンも可能。一方、システム管理者は、全社のクライアントの検出結果を定期的に収集し、検出状況の監査を行なったり、レポートを作成できる。また、検索条件を設定した監査ポリシーのファイルの配信なども行なえる。
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■URL
ニュースリリース
http://www.ffc.co.jp/news/2006/pl060925.html
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( 永沢 茂 )
2006/09/25 17:09
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