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インターネット情報チャンネル画面。取得したRSSの読み上げにも対応する
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日産自動車は、カーナビゲーションシステム向け情報サービス「カーウイングス」で、インターネットを利用した新サービスを2006年秋に開始すると発表した。
カーウイングスは、携帯電話とカーナビゲーションシステムを連携させた情報サービス。目的地設定やトラブルへの対応をオペレータに依頼できる「コンパスリンクライト」や、携帯電話のデータ通信機能を利用した情報チャンネル機能を用意する。カーウイングスの事務手数料は2,100円で、初年度登録日から3年後の月末まで無料で利用が可能。以降の料金は月額472円または年額5,250円。携帯電話の利用料金は、別途必要になる。対応する携帯電話事業者は、NTTドコモ、KDDI(au/Tu-Ka)、ボーダフォン(10月からソフトバンクテレコム)。
カーウイングス向けに開始される新サービスは、インターネット上から取得したRSSをインターネット情報チャンネルとして提供するもの。RSSはテレマティクス・エージェント機能によって、自動車内での利用に適したユーザーインターフェイス(UI)へと変換。タイトルと本文の音声読み上げにも対応する。
当初はYahoo! JAPANの「Yahoo!新着情報」や「Yahoo!知恵袋」、インプリメントPの「MapFan口コミ情報」、日産自動車の「NISSANドライブナビ」など、同社指定RSSの取得に限られるが、将来的にはユーザー側でRSS登録への対応も検討していくという。なお、サービス開始時点で取得可能なRSSバージョンは1.0/2.0。
また、ニュースや天気、施設情報などをドライバーに通知する「沿線情報自動ガイダンス」機能も新たに追加。加えて、カーウイングス会員の車両走行情報にもとづいて、最速ルート探索性能の向上も図られる。
新サービスは、2006年秋に発売される新型スカイラインに採用された30GB HDD搭載のカーナビゲーションシステムで利用が可能。また、インターネット情報チャンネルに関しては2002年以降に発売された機種でも、チャネルを更新することで利用できる。
新型スカイライン採用のHDDカーナビゲーションシステムは、「明るい曲」や「いやされる曲」などフィーリングに応じた楽曲を再生可能なミュージックボックス機能を搭載。DVDビデオ/オーディオ再生機能、WMA/MP3形式の再生が可能なCFカードスロットなどを備える。なお、新型スカイラインおよび新型HDDカーナビゲーションシステムともに販売価格は未定。
日産自動車では、10月3日から開催するCEATEC JAPAN 2006で、新サービスおよび新型カーナビゲーションのデモ機を同社ブース内に展示するという。
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新型カーナビゲーションシステムに搭載されるミュージックボックス画面
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3Dグラフィック表示も強化された
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2006/_STORY/060929-01-j.html
新型スカイライン 先行情報ページ
http://www.nissan.co.jp/SKYLINE/NEW/
( 村松健至 )
2006/09/29 20:18
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