NEC、NECネッツエスアイ、東洋ネットワークシステムズ(TNSi)の3社は、NECグループとして国内における高速PLC(電力線通信)関連製品の開発およびインテグレーションビジネスに参入すると発表した。
事業内容としては、通信事業者など向けに、VoIP機能を搭載したPLC内蔵ルータやPLCクライアント、トリプルプレイに対応したPLC内蔵のSTBといったPLC関連機器を開発。また、TNSiでは自社ブランドによるPLC内蔵アダプタを開発し、企業のオフィスネットワーク構築向けに提供していく。
これらPLC関連機器を利用し、通信事業者と連携しながら家庭内プラットフォームとしてPLCソリューションを提供。また、企業でも音声やデータ、映像を融合する次世代の企業コミュニケーションスタイル「ユニファイドコミュニケーション」の実現を目的とし、コンサルティングから設計、構築、保守までのワンストップソリューションを提供する。
NECでは、PLCは電気を供給する電力線がそのまま通信経路となるためにネットワーク工事を省略でき、鉄筋コンクリートによって無線LANが通りにくいビルでも高速サービスが導入できると説明。日本でも高速PLCに関する関係省令等の改正および公布・施行が10月上旬にも行なわれる見通しであり、PLCの急速な普及が期待できるとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0610/0201.html
関連記事:インデックス、PLC実用化に向けた開発体制の強化[BroadBand Watch]
http://www.index-hd.com/press/press.php?id=713
■関連記事
・ 総務省、屋内の高速PLC利用における関係規則などを改正・制定へ(2006/09/14)
( 甲斐祐樹 )
2006/10/02 15:12
- ページの先頭へ-
|