米Websenseのセキュリティ研究機関であるWebsense Security Labsは9月30日、「WebViewFolderIcon」に関するパッチ実提供の脆弱性について、この脆弱性を悪用するコードがインターネット上で使用されていると警告した。
「WebViewFolderIcon」に見つかった脆弱性は、Internet Explorerなどで悪意のあるサイトを閲覧した場合に、任意のコードが実行される可能性のある、危険度の高いもの。マイクロソフトでも9月29日にセキュリティアドバイザリを公表し、10月11日の月例セキュリティ修正公開日に修正パッチをリリースする予定としている。
Websense Security Labsがこれまでに発見したサイトは、いずれもIFRAMEを利用して、この脆弱性を悪用するコードを仕込んでいると思われるもの。2005年12月には、同様の手法でWindowsメタファイルの脆弱性を狙った攻撃が確認されており、今回も同一のグループと見られるという。
Websense Security Labsでは、コードが仕込まれたIFRAMEがある600以上のサイトがアクティブな状態にあり、これらすべてのサイトに最近のゼロデイコードが含まれているわけではないが、潜在的なリスクがあることを意味しているとして、警戒を呼びかけている。
関連情報
■URL
米WebSenseによるセキュリティアラート(英文)
http://www.websense.com/securitylabs/alerts/alert.php?AlertID=644
■関連記事
・ Windowsの「WebViewFolderIcon」の脆弱性、10月の月例パッチで対応予定(2006/09/29)
( 三柳英樹 )
2006/10/02 18:50
- ページの先頭へ-
|