Skype Technologiesは3日、「Skype for Mac」のバージョン1.5.x.79以前において、URIの処理に関する脆弱性が見つかったと発表した。細工を施されたSkype URLによって、Skypeをクラッシュさせることができ、任意のコードを実行される恐れもあるという。同日リリースしたバージョン「1.5.0.80」でこの問題を修正している。
Skypeによると、この脆弱性は、Skype URIハンドラにおける不適切な処理が原因。攻撃者は、細工を施したSkype URLのリンクをWebサイトなどに掲載し、これをSkype for Macのユーザーにクリックさせることで悪用できる。
デンマークのSecuniaでは、この脆弱性の危険度を、5段階中で上から2番目の“Highly critical”とレーティング。仏FrSIRTでは、4段階中で最も高い“Critical”とレーティングして警告している。
関連情報
■URL
Skypeのセキュリティ情報(英文)
http://www.skype.com/security/skype-sb-2006-002.html
「Skype for Mac」ダウンロードページ
http://www.skype.com/download/skype/macosx/
Secuniaのセキュリティアドバイザリ(英文)
http://secunia.com/advisories/22185/
FrSIRTのセキュリティアドバイザリ(英文)
http://www.frsirt.com/english/advisories/2006/3895
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( 永沢 茂 )
2006/10/04 14:06
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