イプシ・マーケティング研究所は13日、ネットユーザーを対象に、ブログの利用状況や「Web 2.0」という言葉の認知状況などを調べたアンケート調査の結果を公表した。Webアンケートによる調査で、調査期間は8月24日~9月3日。回答数は2,239人。
調査によれば、「Web 2.0」という言葉について「意味まで知っている」「意味までだいたい知っている」と回答した人は全体の15.1%、「聞いたことはある」という段階まで含めても回答者全体の38.8%にとどまった。
ブログについては、全体の82.9%が「閲覧経験あり」と答えている。閲覧経験者のうち、自分でもブログを開設したことがあるとする回答は29.1%。ブログの閲覧頻度は「1日5回以上」が13.0%、「1日1~4回」が26.2%、「週数回」が17.8%などで、「ほとんど閲覧しない」も21.0%に達する。世代別に見ると、20代以下では「1日5回以上」という回答が16.9%になるなど、若年層ほどブログの閲覧頻度が高い。
ソーシャルネットワークサイト(SNS)については、「登録している」が22.4%、「知っているが登録していない」が33.2%、「知らない」が42.3%。SNS登録者のアクセス頻度は、SNSに「1日5回以上」アクセスするという回答が17.3%、「1日1~4回」が34.1%で、過半数は1日1回以上アクセスするという結果となった。
このほかの新サービスや新機能の利用率では、「ツールバー」(57.6%)と「自動翻訳機能」(45.0%)の利用率が高い。一方で、YouTubeなどの「ユーザー投稿型動画ポータルサービス」(26.4%)、RSSやはてなアンテナなどの「更新チェック機能」(22.0%)、はてなブックマークなどの「ソーシャルブックマーク」(21.7%)などのサービス利用者は2割台にとどまっている。また、こうした新サービスの利用傾向については、主に利用する検索エンジンがGoogleであると回答した層が、いずれのサービスも利用率が高い傾向にあると分析している。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ipse-m.com/company/release/release_09.htm
( 三柳英樹 )
2006/10/13 20:41
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