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国内9月のバナー広告費は192億円~ネットレイティングス調べ


2006年9月月間バナー広告統計サマリー(自社広告を除く)
 ネットレイティングスは16日、国内のバナー広告の出稿状況をまとめたオンライン広告統計レポート「AdRelevance(アドレレバンス)」の提供を開始した。9月におけるバナー広告の推定広告費は、192億円に達するという。

 調査は、主要ネット広告メディア130媒体から3,500以上の広告掲載ページを対象に、オンライン広告を自動収集。アドインプレッション(出稿量)や推定広告費、広告主別の広告出稿状況、媒体別の広告掲載状況などを集計している。

 2006年9月の月間データによると、1カ月間にバナー広告を出稿した広告主は1,254社、実施された広告キャンペーンは3,004、使用されたバナー素材数は6,453個に上るという。バナー広告の総出稿量は294億4,600万アドインプレッション、推定広告費は191億7,660万円と推計されている。

 広告主別の出稿状況を見ると、アドインプレッション順は「Vodafone-SoftBank」がトップで、シェアは全体の4.1%。以下は、「MediaRights」の3.2%、「DHC」の3.0%と続いた。


2006年9月出稿量Top10広告主
(自社広告を除く)

 媒体別の広告掲載量(アドインプレッション)では、全体シェアの45.1%を占めた「Yahoo!」が圧倒的に多く、2位の「mixi」(11.3%)に大差をつけた。3位は「MSN」で3.9%。なお、上位10媒体で、日本全体の総アドインプレッションの76%を占めた。

 9月で最もバナー広告活動を展開した業種については、アドインプレッション順では、「人材派遣・人材斡旋会社」「金融・保険・証券/個人ローン」「化粧品・歯磨・洗剤」、推定広告費順では「化粧品・歯磨・洗剤」「食品」「金融・保険・証券/株式取引」という順番だった。

 ネットレイティングスの萩原雅之代表取締役社長兼チーフアナリストは、「従来、数値的裏づけや市場全体を網羅して情報収集することが難しかったオンライン広告市場のプレイヤーに対し、アドレレバンスは科学的な裏づけを持ったマーケティング情報を提供できる」と話している。


2006年9月媒体別バナー広告掲載量Top10
(自社広告を除く)

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.netratings.co.jp/New_news/News10162006.htm


( 増田 覚 )
2006/10/16 19:29

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