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Reuters通信社、「Second Life」内にバーチャル支局を設置


Reuters Second Lifeニュース(英文)
 Reuters通信社は16日、3Dバーチャルゲーム「Second Life」の中で起こる出来事を報道するための「Second Lifeバーチャル支局」を設置したと発表した。

 Second Lifeとは、バーチャル空間の中で家や家具、衣類などを人々が作り、生活を楽しむゲームで、現在約85万人の居住者が居るという。作った物を売買することもでき、通貨として「Linden Dollars」というバーチャル通貨が流通している。Linden Dollarsは米ドルと時価レートで交換することもできるため、Second Lifeの中で小売り業、不動産業を営み、実際の利益を生み出しているプレイヤーもいる。Reuters通信社はここにバーチャル支局を設置し、Second Life空間の中で起こる出来事を報じていく。

 Second Lifeの居住者は「Reuters News Center」と呼ばれる無料のヘッドアップディスプレイを持ち歩くことにより、実世界で起こる出来事とSecond Lifeで起こる出来事をフィードで表示できる。また、新たに「Reuters Atrium」と呼ばれるタウンホールコミュニティセンターが設置され、そこで人々と最新の出来事について話し合ったり、友人とチャットすることができる。

 バーチャル支局長となるReuters記者のAdam Pasick氏は、Second Lifeの中では「Adam Reuters」と呼ばれる。Pasick氏は「普通の記者のように、私はSecond Lifeでイベントが起き次第それを報道し、住民にインタビューし、興味深いストーリーを発掘することになる。Reutersが持つニュースと金融報道に関する能力と経験は、Second Lifeの中でビジネスを営む何千もの人々が判断を下すのに貴重なものとなるだろう」とコメントしている。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://about.reuters.com/pressoffice/pressreleases/index.asp?pressid=2768
  Reuters Second Lifeニュース(英文)
  http://secondlife.reuters.com/


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/10/17 11:46

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