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キーウォーカー、プロガーのプロファイリングを可能にする検索サービス


株式会社キーウォーカー社長の真瀬正義氏
 株式会社キーウォーカーは、日本語自然文意味検索技術を応用したBLOG解析エンジンを開発。同エンジンを利用して、約3,000万件のブログの内容を解析し、ブロガーの属性などをビジュアル化して表示するブログ解析エンジンサービス「ブログスフィア」α版を、10月18日から一部ユーザーに限定して公開した。

 ブログの文脈から、書き手の性別、居住地、年齢、家族構成などをプロファイリングすることができる。

 ブログスフィアは、キーウォーカーが独自に集めた約3,000万件のブログの内容を、様々なキーワードで解析し、その結果をビジュアル化、あるいは数値化して表示することができる。

 従来のブログ検索では、単にそのキーワードを含むブログ記事が表示するだけだったが、ブログスフィアでは、検索対象となるキーワードを含む記事をブログから抽出。さらにそのブログを書いているブロガーの年齢や性別、居住地などの情報を、その内容から解析し、属性をグラフなどにビジュアル化して表示する。

 これまで把握することができなかった、キーワードとブロガーの属性の相関関係を分析することも可能になる。

 具体的には、「男女比」、「年代構成」、「趣味」、「職業」、「配偶者の有無」のほか、「買ったもの」や「欲しい物」の一覧、「居住地(県)」といった属性検索、さらに、検索されるキーワードが、地域別にどれだけ多く使われているかを分析し、表示する「地域別言及度」も用意している。

 さらに、独自開発の自然文意味検索技術によって、検索対象となるキーワードに対して、「どこが良かったのか」、「どのような印象を持ったのか」といった、具体的な情報の抽出を可能としている点も特徴と言える。


「うどん」を検索したユーザーの男女比や年代、居住地域などの属性を見ることができる 「蕎麦」で検索した人のデータ。「うどん」に比べて女性が多いことがわかる 「レクサス」を検索した人のデータ。性別は男性が約8割りを占め、職業も経営者がトップ、趣味は「車」が圧倒的に多い

 10月18日からの公開は、マーケティング会社やPR会社、広告代理店などの一部ユーザーに限定する予定だ。「サービスの開発状況や負荷などを考慮し、当面は一般ユーザーへの開示は行なわない。α版の運用を通じて、ブログスフィアの精度をさらに高める一方、解析できる項目の増加やインターフェースの改良を行なう。一般ユーザーへの公開は2007年3月を予定している」(同社)としている。

 キーウォーカーの真瀬正義社長は、「レクサスと入力すれば、レクサスに興味がある人がどんな属性なのかがわかる。また、将来的にはレクサスに興味がある人がどんな雑誌や、どんなテレビ番組を見ているのかといった分析も可能になる。インパクトのあるものが出来たと自負している。ブログでのマーケティングやデータ収集分野での活用が期待できる」とした。

 なお、キーウォーカーでは、日本語自然文意味検索エンジンの実用化に取り組んでおり、すでに、同エンジンを活用した自然文意味検索対応ブログ検索サイト「KEYWALKERブログ検索」を、今年3月20日から開設している。


関連情報

URL
  KEYWALKERブログ検索
  http://blog.keywalker.jp/
  キーウォーカー
  http://www.keywalker.co.jp/

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( 大河原克行 )
2006/10/18 15:14

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