Internet Watch logo
記事検索
最新ニュース

国際レコード産業連盟、違法ファイル交換に対し17カ国で8,000件の訴訟


 国際レコード産業連盟(IFPI)は17日、違法に音楽ファイル交換を行なっていたユーザーに対して、世界17カ国で新たに8,000件の訴訟が起こされたと発表した。著作権侵害を阻止し、インターネットにおける音楽の合法利用を促進するキャンペーンの一環として行なわれた。

 17カ国のうちブラジル、メキシコ、ポーランドでは、今回初めて音楽の違法ファイル交換に対する訴訟が起こされたという。IFPIによると、ブラジルでは2005年に10億曲以上が違法ダウンロードされ、レコード会社の収益はほぼ半分なったとしている。

 このほか今回訴訟が起こされたのはアルゼンチン、オーストラリア、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、香港、アイスランド、アイルランド、イタリア、オランダ、ポルトガル、シンガポール、スイス。BitTorrent、eDonkey、DirectConnect、Gnutella、Limewire、SoulSeek、WinMXを含む主要P2Pサービスでアップロードしているユーザーが対象となっている。これにより、米国以外でこれまでに起こされた訴訟は合計で13,000件以上に上るという。

 なお、すでに2,300人以上が違法ファイル交換に対して代償を支払い、その和解金は平均2,420ユーロだったとしている。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.ifpi.org/site-content/press/20061017.html

関連記事
IFPI、違法音楽ファイル共有に対しアジアなど5カ国で2,100件の訴訟(2005/11/16)
IFPI、違法音楽ファイル共有に対し10カ国で約2,000件を提訴(2006/04/05)
「eDonkey」で音楽ファイルを不法に共有、3,500人をドイツで刑事訴追(2006/05/24)


( 永沢 茂 )
2006/10/18 20:37

- ページの先頭へ-

INTERNET Watch ホームページ
Copyright (c) 2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.