情報処理推進機構(IPA)とJPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は24日、ネオジャパンが販売するWebベースのグループウェア「desknet's」の旧バージョンに脆弱性が存在することを明らかにした。
IPAとJPCERT/CCが運営する脆弱性情報サイト「JVN」によると、desknet'sの旧バージョンにはバッファオーバーフローの脆弱性が存在し、第三者が悪意のあるリクエストをdesknet'sに送信することで、グループウェアをインストールしたサーバー上で任意のコードが実行される危険性や、サービス運用妨害(DoS)が発生する可能性があるとしている。
影響を受けるシステムはdesknet'sのバージョンV4.5J R2.4およびそれ以前。ネオジャパンでは、この問題についてdesknet'sの新バージョン(バージョン 5.0J R1.0以上)で対応しているとしており、アップデートモジュールを同社のWebサイトで公開している。
関連情報
■URL
JVNによる脆弱性情報
http://jvn.jp/jp/JVN%2307235355/index.html
IPAによる脆弱性の解説
http://www.ipa.go.jp/security/vuln/documents/2006/JVN_07235355_desknets.html
ネオジャパンのアップデートモジュール提供サイト
http://www.desknets.com/standard/download/
( 三柳英樹 )
2006/10/24 19:59
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