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2月2日を「情報セキュリティの日」に、内閣官房の政策会議で決定


 内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)は25日、「情報セキュリティ政策会議」の第8回会合を開催した。情報セキュリティ政策の具体的な実施プログラムである「セキュア・ジャパン2006」の進捗状況が報告されたほか、毎年2月2日を「情報セキュリティの日」とする方針が決定された。

 セキュア・ジャパン2006で掲げられた133件の施策の進捗状況は、1)既に実施済みが31件(23%)、2)既に具体的な検討や実施に向けた準備を進めており、年度内または予定内に実施できる予定のものが79件(59%)、3)今後、具体的な検討や実施に向けた作業を開始する予定だが、年度内または予定内に実施できる見込みのものが20件(15%)、4)現時点では、年度内または予定内に実施できるかどうか未定が3件(2%)だった。

 なお、4)については、法律の整備や条約の締結にかかわる施策であり、国会での審議や諸外国との関係から明確な予定を示すことが困難なものだとしている。したがってNISCでは、政府として実施すべき施策はほぼすべて年度内または予定内に実施できるめどが立っており、セキュア・ジャパン2006は概ね順調に進捗していると述べている。

 主な施策のうち、例えば、警察庁におけるサイバー犯罪の取り締まりのための技能水準向上については、警察大学校で7月に都道府県警のサイバー犯罪捜査指揮を担当する警部および警部補を対象にした「サイバー犯罪取締り・対策専科」が実施されたことや、その他の警察学校などでサイバー犯罪対策のための各種研修を実施または実施予定であることが報告されている。

 情報セキュリティの日は、「情報セキュリティの向上への気運を全国的に波及・浸透させるとともに、広く官民における意識と理解を深めること」が目的。2006年2月2日に「第1次情報セキュリティ基本計画」が決定したのにちなんで、同日に設定された。

 情報セキュリティの日の前後の期間において、行政機関、新聞社やIT関連雑誌社、業界団体などが主催するセミナーやシンポジウム、フォーラムなどの行事を集中的に開催する。また、情報セキュリティに功績のあった個人や団体も表彰する。


関連情報

URL
  情報セキュリティ政策会議 第8回会合
  http://www.nisc.go.jp/conference/seisaku/index.html#seisaku08

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( 永沢 茂 )
2006/10/26 18:56

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