ノルウェーのOpera Softwareは1日、Opera開発者向けコミュニティサイト「Dev.Opera」のベータ版を一般公開した。開発者向け記事や、Opera向けの開発を議論するための掲示板が提供されるほか、オープンソースのJavaScriptライブラリを入手できる場所となっている。
JavaScriptのライブラリを入手できる場所はすでに多数あるが、Dev.Operaでは毛色の違ったコードを入手できる可能性がある。それはOperaがデスクトップだけでなく、携帯電話やセットトップボックスなど、小さいメモリやCPUクロックが遅い環境でも動作するように考慮されているためだ。こうした厳しい環境で動作するように設計されたソースコードは他の分野でも役に立つ可能性がある。
また、Operaの方針として複数のブラウザに対応するのではなく、Web標準規格に則って動作するように設計されていることにも注意が必要だ。これらのソースコードはBSDライセンスのもとで提供されているため、商用利用することも可能となっている。
これ以外にもOpera開発者向けの記事に関してはコミュニティのメンバーも記事を書くことが奨励されている。記事の内容はWeb開発に関連した内容で、クリエイティブコモンズライセンスで出版することが求められている。
関連情報
■URL
Dev.Opera(英文)
http://dev.opera.com/
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/11/02 12:24
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