マイクロソフトは10日、日本時間11月15日にリリースを予定している月例のセキュリティ修正プログラム(パッチ)の事前情報を公開した。11月の月例パッチは、Windowsに関連する6件のパッチをリリースする予定。
6件のパッチのうち1件については、Microsoft XML Core Servicesに関する脆弱性の修正であることが説明されている。このパッチの最大深刻度は“緊急”。マイクロソフトでは4日に、Microsoft XML Core Service 4.0の一部であるXMLHTTP4.0 ActiveXコントロールの脆弱性についてセキュリティアドバイザリを公開しており、この脆弱性に関するパッチがリリースされると考えられる。
このほかにもWindowsに関連する5件のパッチの公開を予定しており、パッチの最大深刻度は“緊急”としている。「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」についても、新しいバージョンを公開する。
また、マイクロソフトでは、Windows Server 2003などで修正パッチを自動適用するための「Microsoft Software Update Services」については、11月の月例パッチが最後の提供になるとして、後継の「Windows Server Update Services 2.0」にアップデートするよう呼びかけている。
関連情報
■URL
マイクロソフト セキュリティ情報の事前通知
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/advance.mspx
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・ Windowsに新たな脆弱性、マイクロソフトがセキュリティアドバイザリを公開(2006/11/06)
( 三柳英樹 )
2006/11/10 12:03
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