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ヤフー、「インターネット クリエイティブアワード2006」発表 |
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インターネット クリエイティブアワード2006は、インターネット上のクリエイティブ表現に注目し、優秀な作品を制作したクリエイターを顕彰することで、インターネットのさらなる発展に寄与するもの。Yahoo! JAPANサービス開始10周年を記念して行なわれたイベントで、2006年が初回となる。 贈与式冒頭、ヤフーの井上雅博代表取締役社長は、「近年、インターネットの環境が良くなってきたことで、自由なクリエイティブ表現が可能になった。インターネットからも、優れた広告作品などを輩出する時期に来ている。本アワードは今回が初めてとなるが、期待以上に多くの優れた作品が集まった」とコメントした。
● スタイリッシュなiPodの広告が企業の部グランプリ 企業の部は、2006年4月1日から8月31日までの間にYahoo! JAPANに掲載された広告を対象に広告主から作品を募った。応募総数は267作品。インターネットの特性を効果的に使い、グラフィック性、エンターテイメント性、ストーリー性、インタラクティブ性に優れた広告を評価する。グランプリは、iPodのバナー広告「WOLFMOTHER」（アップルコンピュータ）が受賞した。選考理由として、審査委員であるタグボートの川口清勝アートディレクターは、「Yahoo! JAPANの広告スペースを機能的に生かし、クリエイティブ面、インプレッション面で優れていたところが最大の評価ポイント」と述べた。 このほか、クリエイティブ賞の金賞はカプコンの「逆転裁判（丸山弁護士 これ何の行列？篇)」、銀賞はソニー・コンピュータエンタテインメントの「アソビが変わるぞ。（PSPの広告）」、銅賞はサッポロビールの「ビールを片手に読みたい文学。（ヱビス限定醸造の広告）」に決定した。 また奨励賞は、ポニーキャニオンの「aiko New Album『彼女』発売告知バナー」。特別賞は本田技研工業の「close up! Yahoo! Play with Honda!」となった。
● ロマンティックブログツールが一般の部グランプリ 一般の部は、プロ・アマ問わず作品を募るもので、公共広告機構のキャンペーンテーマである「環境」をテーマにした部門と、自由テーマ部門の2部門で構成される。応募総数は309作品。その中から、斬新なデザインや表現手法などを評価し、最も優れた作品がグランプリとなる。グランプリは、「【まる。てん．てん・＝ほし★】」が受賞した。この作品は、ツールを設置したブログ内の文章から「。」「．」「・」を白く抜き出し、画面全体を黒く表示することで、夜空の星のように見せるブログツール。さらに、同じツールを設置する他のユーザーの星も重ね合わせて表示、当該ブログへリンクする。 審査委員であるGT INC.の内山光司クリエイティブディレクターは、「審査員一同、心の底から感心して唸りを上げた作品」と絶賛。受賞者の中川賀史氏は、「一緒に作ってくれた仲間、制作の環境を与えてくれた会社、そういった周りの支えで完成した作品。ありがとうございます」とコメントした。 テーマ部門の金賞はFlashゲーム「☆環境ゲーム：エコエゴ」、自由テーマ部門の金賞と特別賞はインタラクティブアニメーション作品「Walk」がダブル受賞を果たした。このほか、テーマ部門では9作品が、自由テーマ部門では8作品が入賞した。また、クリエイターの育成に注力する団体を顕彰するコンストラクターズ賞に「多摩美術大学」。事務局賞に「ピッコロの大冒険」が選ばれた。 内山クリエイティブディレクターは総評として、「プロ・アマ問わず、純粋に作品のクリエイティブ性で審査できたのが良かった。インターネットクリエイティブの領域は誕生したばかりで、巨匠もいなければ、権威と言われる人もいない。逆に、今回受賞した人たちが来年はこの業界でスーパースターになる可能性もあるエキサイティングな領域だと思う。来年のアワードもさらに期待したい」と述べた。 なお、受賞作品の詳細および贈賞式の模様は、インターネット クリエイティブアワード2006の特設サイトで11月下旬より公開される。
関連情報 ■URL Yahoo! JAPAN インターネット クリエイティブアワード2006 http://creative-award.yahoo.co.jp/ 【まる。てん．てん・＝ほし★】 http://marutenten.jp/mttstar/
（ 野津 誠 ）
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