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カッシーニが1790年に描いた地球
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1680年の東京
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米Googleは13日、3D衛星画像地図ソフト「Google Earth」に4つの特集コンテンツを追加したと発表した。これまでもディスカバリーチャンネルや国連環境計画などの特集コンテンツが提供されていたが、さらに多くの教育的情報が追加されることになる。
追加されたコンテンツの1つは、古くは17世紀にまでさかのぼる古地図を集めた「David Rumsey」コレクション。David Rumsey氏は地図収集家として著名な人物だ。このコンテンツでは、1680年から1892年までに世界各地が描かれた16種類の歴史的地図をGoogle Earthの現在の状況と重ね合わせて見られる。カッシーニが1790年に描いた地球、1787年に描かれたアフリカの地図、1710年に描かれた日本と中国を含むアジア地域の地図も含まれている。この地図を見ることにより人々の地理的な認識が時間とともにどのように変化していったかを観察することができる。
さらに、アフリカの詳細情報コンテンツも追加された。今回、National Geographicがコンテンツを提供することになり、アフリカの自然、文化、歴史に関するインタラクティブクイズを含むレイヤーを提供している。
そのほかに環境問題に重点を置いたアフリカ観光ツアーコミュニティである「Tracks4Africa」が収集したデータにより、アフリカの観光地の道路、トラッキングルート、湖、川、観光ポイントなどを収集したレイヤーもある。また、アフリカの53カ国の国旗と、その国に関する詳細なデータを表示する「Spotlight on Africa」レイヤーも追加された。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.google.com/press/pressrel/earth_awareness.html
追加された特集コンテンツの概要(英文)
http://www.google.com/educators/gaw.html
David Rumsey氏がGoogle公式ブログに寄せたコメント(英文)
http://googleblog.blogspot.com/2006/11/old-world-meets-new-on-google-earth.html
■関連記事
・ 「Google Earth」でDiscovery Communicationsの動画を表示開始(2006/04/07)
・ 「Google Earth」、国連環境計画プログラムなどの「特集コンテンツ」提供(2006/09/14)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/11/14 12:42
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