ソーシャルネットワーキングサイト(SNS)を運営する米MySpaceは17日、Universal Music Group(UMG)が同社を著作権侵害で提訴したことについて声明を発表した。
MySpaceによれば、クリエイターの権利を保護するための取り組みについてはUMGとは密接に連絡を取り合ってきたとして、「UMGが不必要でメリットのない訴訟を提起することを決めたのは遺憾だ」としている。
MySpaceではまた、「我々は、デジタルミレニアム著作権法(DMCA)を遵守しており、法廷において勝利するだろう」と述べている。さらにMySpaceでは、無許可で録音された音楽のフィルタリングを率先して進めるとともに、音声のフィンガープリント技術を実装したことも説明している。
なお、MySpaceは17日、未許諾のコンテンツを著作権の保有者がより簡単・迅速に削除できるツールを提供する計画を発表していた。このツールは、FOXとMLB Advanced Mediaがテスト運用しており、さらに他の著作権保有者にも拡大する予定だ。
このツールでは、著作権を保有しているコンテンツが未許諾で使われている投稿動画に対して、著作権保有者がフラグを付けることができる。フラグが付けられた動画は、MySpaceによってすぐに削除するという。さらに、削除された動画が他のユーザーによって再アップロードされるのをブロックするシステムも実装したとしている。
関連情報
■URL
MySpace
http://www.myspace.com/
Universal Music Group(英文)
http://www.umusic.com/
( 永沢 茂 )
2006/11/20 15:58
- ページの先頭へ-
|