ASAHIネットを運営する株式会社朝日ネットは22日、東京証券取引所市場第二部に12月26日付けで上場すると発表した。
朝日ネットは、1990年に朝日新聞社とトランスコスモスの共同出資により「株式会社アトソン」として設立。2000年3月には、全株式を役員および社員が取得したことにより独立系通信事業者となり、2001年1月に「株式会社エースネット」および「朝日ネット株式会社」を吸収合併し「株式会社朝日ネット」に商号変更を行なった。また、2006年8月には、NTT東日本が朝日ネットからの第三者割当増資による株式の割り当てを引き受けている。
創業当初はパソコン通信サービスを提供していた朝日ネットは、1994年6月からインターネット接続サービスを、1995年1月からはダイヤルアップIP接続サービスを開始している。また、ADSLサービスは200年12月のNTT東西のフレッツ・ADSL対応プラン提供から、FTTHサービスは、2001年8月のNTT東西のBフレッツ対応プラン提供から対応。会員数は、1998年8月に10万人を、2001年1月に20万人を、2003年4月に30万人を突破しており、2006年9月現在では36万1,468人の会員を獲得している。
上場に伴う公募は170万株で、引受人の買取引受けによる売り出しが822万株、オーバーアロットメントによる売出しが102万株となる。公開価格の決定方式はブック・ビルディング方式を採用し、ブック・ビルディング期間は12月8日から14日まで。公開価格は12月15日に公表される予定だ。
関連情報
■URL
朝日ネット IR情報
http://asahi-net.jp/ir/
東京証券取引所 新規上場会社ページ
http://www.tse.or.jp/listing/new/200612/12asahinet.html
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( 大久保有規彦 )
2006/11/22 19:07
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