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amana.jpで販売される「人間図鑑」
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「ストックフォトの仕組みに共感した」と語る篠山紀信
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アマナは22日、広告や出版で使用するコンテンツを販売するWebサイト「amana.jp」において、写真家の篠山紀信が撮り下ろした人物写真の提供を開始した。写真を購入した企業(ユーザー)は、広告やWebサイトなどで篠山紀信の写真を使用できる。写真の使用料金は1点約5万円から。
amana.jpでは、主に広告や出版、Webサイトの制作に利用される写真やイラストを有償で貸し出すサービス「ストックフォト」を提供する。現在のコンテンツ数は85万点で、利用者数は7万3,000人に上るという。アマナでは、「著名な写真がストックフォトとして写真を撮り下ろすのは国内では初めて」としている。
篠山紀信がストックフォト用に撮り下ろした人物写真のタイトルは「人間図鑑」。約800人のオーディションの中から、篠山紀信がインスピレーションを感じたという20人のモデルをデジタルカメラで撮影した。1,500点の写真を用意する。
利用者は、モデルごとに画像を表示できるほか、モデルの性別や年齢、「家族」「親子」「カップル」などの関係性、「ポートレート」「笑顔」「走る」などの表情・動きなどの項目から画像を選べる。なお、画像には電子透かしが施されているため、Webサイト上での不正利用を防ぐことが可能だという。
今回の写真提供について篠山紀信は、「これまでは主に紙媒体に写真を提供してきたが、インターネットで検索して写真が使われるストックフォトの仕組みに共感した。紙媒体では広告主など顧客層がはっきりしているが、ストックフォトでは誰がどのような目的で使うのかわからない不気味さが面白い。『人間図鑑』ではモデルに特別な指示をせずに自由にさせ、その場で起きたことを撮影した。このリアルがどのように使われるか楽しみ」と、期待を示した。
関連情報
■URL
amana.jp
http://amana.jp/
( 増田 覚 )
2006/11/22 20:46
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