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着メロの無断配信で初めての逮捕者、4年以上前から著作権侵害繰り返し


 長崎県早岐警察署生活安全課は27日、日本音楽著作権協会(JASRAC)が著作権を管理している楽曲を着信メロディのデータとしてWebサイトに無断で掲載し、不特定多数にダウンロードさせていた佐世保市の男性(45歳)を、著作権法違反(公衆送信権の侵害)の疑いで逮捕した。JASRACが同日、発表した。着信メロディの無断配信者が逮捕されたのは今回が初めてだという。

 JASRACは2002年6月に管理楽曲が無断掲載されているのを確認し、メールと文書で繰り返し警告したが、サイトの運営者はこれらを無視して著作権侵害行為を継続。そこで2003年2月には、プロバイダー責任制限法に則り、ISPに要請して掲載されている管理楽曲を削除させたという。

 ところが同年7月、そのサイトからリンクされている別のサイトにおいて同様の著作権侵害行為を行なっていることを確認。再び警告を繰り返したところ、いったんはサイトを閉鎖したが、2006年4月になって同一の運営者が侵害行為を再開していることが確認された。警告メールを送信しても止めなかったため、同年11月21日、複製権と公衆送信権の侵害でに長崎県早岐警察署に告訴するに至った。

 JASRACでは管理楽曲の無断利用を確認した場合、著作権手続きの必要性や利用許諾手続きの方法を案内しているが、繰り返し警告しても無視するなど悪質な場合や、民事訴訟による解決が困難な場合は、やむを得ず告訴する場合があるとしている。


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URL
  ニュースリリース
  http://www.jasrac.or.jp/release/06/11_1.html


( 永沢 茂 )
2006/11/27 18:22

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