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詐欺に遭わない自信のあるユーザーが半数〜シマンテック調査


 シマンテックは29日、「オンライン詐欺に関するユーザー実態調査」の結果を発表した。自分がオンライン詐欺に遭わない自信のあるユーザーが、約半数に上ることがわかった。

 調査は、フィッシング詐欺サイトなどに対するユーザーの認識や対策状況を明らかにするもの。15歳以上でインターネット利用歴が3年以上ある男女1,000名を対象に、オンライン調査を実施。期間は9月下旬。なお、調査はインフォプラントに委託して行なわれ、今回で3回目になる。


不安に感じつつも個人情報を入力

 調査によると、インターネット利用時の最大脅威として挙げられたものは「ウイルス」が38.7%で最も多く、次いで「スパイウェア」13.7%、「架空請求/不正請求」8.1%などが多かった。今回から選択肢に加えれられた「ワンクリック詐欺」は7.1%で、特に30代男性の4人に1人は一番の脅威として挙げているという。

 オンラインで個人情報を入力する機会では、「総合ショッピングサイトの利用」が76.7%でトップ。以下は、「個別商品のネット通信販売の申し込み」65.9%、「無料のメール/ホームページサービスの申し込み」49.7%など。「個人情報はインターネットでは絶対に入力しない」は0.4%だったことから、大半のユーザーはオンラインで何かしら個人情報を入力していることがわかる。

 個人情報を入力する機会の多いインターネットにおける不安要素としては、「インターネット上で入力した個人情報やログイン情報が漏れたり盗まれること」が90.6%、「銀行預金を引き出されたりクレジットカードを不正使用されること」が90.4%だった。また、PC内のデータやアプリケーションが破壊される不安は、男性10代および女性で特に多いという。


インターネット利用時の最大脅威 オンラインでの個人情報入力 個人情報に対する不安度

スパイウェアについて誤認しているユーザーも

 スパイウェアの認知については、「知っている」が36.5%、「なんとなく」が37.2%だった。認知率の合計73.7%は前回に比べて12.3%増加しているが、スパイウェアの認識内容と見ると、「パソコン内のファイルを破壊する」22.8%など、スパイウェアについて誤認している回答も見受けられた。

 スパイウェアの侵入については、「もしかすると入っているかも」が37.5%で最も多く、前回の29.6%から8ポイント増加した。潜在的な不安感は、女性10代〜20代の半数が持っているほか、男性20代〜30代は「実際に入っていた」の割合が3割近くに及んだ。また、スパイウェアの侵入経路では「フリーウェアの利用」が14.8%でトップだった。

 なお、フリーウェアの利用率は71.5%で、前回までの増加傾向から、減少に転じた。男性若年層ほど高利用率で、女性高年齢層は非利用が多いという。


スパイウェアの認知 スパイウェアの認知内容 スパイウェアの侵入

対策は理解していないが、被害に遭わない自信のある女性が多い

 フィッシングについては、個人情報収集メールの受信割合は14.1%で、前回の20.4%から低下した。詐欺サイトへのアクセス経路も「メール」37.5%は前回から8ポイント低下しており、代わりに「Webサイトからのリンク」66.4%が前回から7%増加した。詐欺サイトの内容を尋ねると、「ワンクリック詐欺」が48.4%で半数近くに及んだ。

 詐欺や個人情報搾取などの被害に遭ったユーザーは、疑わしいケースも合わせると21.3%だった。前回の23.5%よりは減少しているが、被害率は男性の中堅年代(特に50代)で多いほか、インターネットの利用歴が長いユーザーほど顕著な傾向があるという。なお、金銭被害は3,000円、3万円、50万円の3例のみだった。

 詐欺被害への防御措置としては、「クレジットカードの利用明細を確認する」66.0%、「銀行の預金明細を確認する」63.7%が多かった。防御への自信と理解を尋ねると、「ぜったい被害に遭わない」1.9%、「たぶん大丈夫」47.7%で、約半数が被害に遭わない自信を示した。女性に限ると全年代とも6割以上が防御策を理解していないにも関わらず、被害に遭わない自信がある人は41%に及んだ。


詐欺サイトへのアクセス経路 詐欺サイトの内容 詐欺に対する防御の自信

製品と合わせて消費者としての一般知識も大切

 シマンテックのシニアリージョナルプロダクトマーケティングマネージャである風間彩氏は、「オンライン詐欺に関する調査結果から見て、自分を守るための正しい知識と対策が急務」とコメント。また、製品と合わせてユーザーにしてほしい対策として、「利用するオンラインサービスをよく知る」「セキュアなサイト利用する」「取引記録を残す」「消費者としての一般的な知識を忘れない」などを挙げた。

 また、コンシューマ営業統括本部執行役員である大岩憲三統括本部長は、「シマンテックでは、次世代セキュリティ構想として『セキュリティ2.0』を提唱している。これは、個人・法人問わずインターネットへの信頼を醸成することを主眼としたビジョン。セキュリティ2.0を実現する製品として、『Norton Confidential』を発表した。来年は『Norton 360』を発売し、さらにセキュリティ2.0に近付く」と語った。


調査結果を説明したインフォプラントの松澤氏 シマンテックの風間マネージャ シマンテックの大岩部長

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.symantec.com/ja/jp/about/news/release/article.jsp?prid=20061128_01

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( 野津 誠 )
2006/11/29 20:30

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