ソフォスは1日、同社が11月に全世界で検知したマルウェアを集計した「月間トップ10ウイルス」を発表した。それによれば、トップ10のうち3種類は「Windows Vista」のセキュリティ機能を回避するもので、「Vistaのリリース後に感染を引き起こす可能性がある」と指摘している。この3種類は、11月のマルウェアの39.7%を占めていた。
同社では、サードパーティ製のセキュリティ対策ソフトが動作していない環境で、Windows Vistaにおけるマルウェアの動作検証を実施。その結果、Vistaに搭載されるメールソフト「Windows メール」はトップ10のマルウェアをすべて検知したが、サードパーティ製のWebメールを使用した場合、ZIP形式のファイルを含むワーム「Stratio-Zip」、メール経由で蔓延するワーム「Netsky-D」「MyDoom-O」の3種類は、Vistaの防御を避けられることがわかったという。
同社は、「従来、Vistaがリリースされることでマルウェアはなくなると楽観視する向きもあったが、今回の検証によりそうではないことが実証された。Vistaではセキュリティ強化が行なわれているが、個別のマルウェア対策の導入は重要」と注意を呼びかけている。
トップ10ウイルスの上位3種類は、1位が「Stratio-Zip」(33.3%)、2位が「Netsky-P」(15.6%)、3位が「Bagle-Zip」(6.1%)だった。同社が11月に検知した新規の脅威は7,612件で、10月までに阻止した脅威の総数は201,433件に上るという。また、11月に世界中で送受信された全メールのうち、悪意のあるメールの割合は0.28%(357通に1通)だった。
関連情報
■URL
2006年11月にソフォスに報告されたウイルスのトップ10
http://www.sophos.co.jp/security/top-10/
■関連記事
・ 新規の脅威が倍増、特定組織を狙う攻撃が主流に~ソフォス調査(2006/10/03)
( 増田 覚 )
2006/12/01 17:21
- ページの先頭へ-
|