アイピーモバイルと米IPWirelessは、下り伝送速度で最大42.2Mbpsの通信を可能にする「TD-CDMA E-R7(Evolved Release7)」のフィールドテストを共同で実施すると発表した。アイピーモバイルではこれに先立って、総務省から実験免許を12月8日付けで取得した。
TD-CDMA E-R7は、アイピーモバイルが採用するTD-CDMA技術の3GPPにおけるRelease7規格を拡張した仕様。伝送速度の理論値は、下りが最大42.2Mbps、上りが最大10.6Mbpsで、実験設備環境では最大30Mbps以上の伝送速度だという。このことから、同社では「広帯域移動無線アクセスシステム」と同等以上のパフォーマンスを有するとしている。
フィールドテストでは、東京都内に設置した基地局周辺での電波伝搬やデータ通信速度の検証などを実施。また、HD映像ストリーミングといったアプリケーション実験も予定している。
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■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.ipmobile.jp/info/img/06-006.pdf
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( 村松健至 )
2006/12/13 20:03
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