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YouTubeの統合でGoogleのランキングが上昇、ネットレイティングス調査


 ネットレイティングスは18日、2006年11月度のインターネット利用動向調査結果を公表した。調査では、企業別集計のランキングにおいて、GoogleがYouTubeの買収を完了したことから集計の対象に含まれるようになったため、Googleの利用者数が10月から276万人増加し、ランキングは8位から6位に上昇した。

 ネットレイティングスの調査によれば、Googleは今年に入り非検索系サービスの追加により徐々に利用者を伸ばし、企業別集計でのランキングも上昇している。ネットレイティングスでは、今回のYouTubeの買収により、その効果が一層明確になったとしている。

 また、2006年はYouTubeに代表されるように「Web 2.0」躍進の年だったと分析。Wikipediaの2006年11月の利用者数は1,296万人で、1年前(594万人)の2倍以上に増加。ブログやSNSはややペースは鈍ったものの、着実に利用者数やページビュー数を伸ばす安定期に入ったとしている。また、ポータルやECのトップサイトはこの1年間でさらに利用率を拡大し、上位サイトへの集中・寡占の傾向が続いているという。

 ネットレイティングス社長兼チーフアナリストの萩原雅之氏は、「2006年のネットトレンドはまさに『Web 2.0』一色。インターネット利用動向データでも、Web 2.0を代表するGoogleやYouTube、Wikipediaなどが大きく利用者数を伸ばした」と分析。一方では、「Yahoo! JAPANや楽天市場などのメガサイトもさらに利用者数を伸ばしている」として、2007年はメガサイトとWeb 2.0サイトの双方の隆盛が期待できるとコメントしている。


Googleプロパティの月間利用数と順位の推移(家庭のPCからのアクセス)

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.netratings.co.jp/New_news/News12182006.htm


( 三柳英樹 )
2006/12/18 13:09

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