セキュリティベンダーの米Websenseは18日、P2P電話ソフト「Skype」で感染を広げるワームを確認したとして警告した。ワームのファイル名は「sp.exe」で、Skypeのチャットを通じてダウンロードされるという。
sp.exeは、実行されると、PC内のパスワードを盗むトロイの木馬が作動する。さらに、Skypeを用いて自身を拡散させる別のコードを実行する恐れがあるとしている。
同社によれば、sp.exeの発信元は韓国で、このワームを最初に発信したWebサイトへのリンクは消去されているという。現在のところ、被害者の数は未定としている。
同日、米SANS Instituteでも同ワームを発見したとして警告している。
関連情報
■URL
Websenseの警告文(英文)
http://www.websense.com/securitylabs/blog/blog.php?BlogID=101
SANSの警告文(英文)
http://isc.sans.org/diary.php?storyid=1952&isc=946991284d4b971cf44eecfc202ac28b
■関連記事
・ Skypeで感染するのはワームではなかった、Websenseが追加調査結果(2006/12/21)
( 増田 覚 )
2006/12/19 15:30
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