Mozilla Foundationは19日、Webブラウザ「Firefox 2.0.0.1」を公開した。Windows、Mac OS X、Linuxに対応し、日本語版を含む各国語版が公開されている。Firefox 2.0.0.1では、危険度の高い脆弱性の修正を行なったほか、Windows Vistaを新たに対応OSとして追加した。
Firefox 2.0.0.1では、外部から任意のコードが実行される危険のある脆弱性など、合計8件の脆弱性を修正した。8件のうち5件は、危険度が最も高い“Critical”と判定されており、Mozillaでは早急にバージョンアップを行なうよう呼びかけている。
また、Windows版については、対応OSとしてWindows Vistaを追加。ただし、Windows Vistaで使用する場合には、Firefoxを既定のブラウザとして設定できないことや、標準のフォルダ以外にインストールするとソフトウェアの更新が機能しなくなるといった問題が現時点では残っている。
日本語版については、「goo」のWeb検索サービスに対応。検索バーでgooを利用すると、入力途中の文字列に対してキーワードの候補がドロップダウンリストで表示されるようになった。
このほか、Firefox 1.5系統についても、セキュリティアップデートを行なった「Firefox 1.5.0.9」が公開されている。Firefox 1.5系統については、セキュリティ修正と安定性向上のためのアップデートを2007年4月24日までは継続するとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.mozilla-japan.org/press/releases/2006/12/20/
Firefoxのダウンロードサイト
http://getfirefox.jp/
Firefox 2.0.0.1リリースノート
http://www.mozilla-japan.org/products/firefox/2.0.0.1/releasenotes/
Firefox 1.5.0.9リリースノート(英文)
http://www.mozilla.com/en-US/firefox/releases/1.5.0.9.html
( 三柳英樹 )
2006/12/20 13:05
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