| 米McAfeeの研究機関であるMcAfee Avert Labsは22日、インスタントメッセージングソフト(IM)に装備されたVoIP機能を使う「音声スパム」の台頭が現実のものになると予測した。これは公式ブログで表明された1つの見解だ。
 
 この問題は、ゆっくりとだが確実に顕在化しているようで、ブログではSkypeのVoIP機能を使った音声スパムを紹介している。スパマーは、ランダムなユーザーを対象に電話会議を勝手に開始し、あらかじめ録音しておいたメッセージを再生するという手口を取る。こうした手口は、Skypeが公開しているAPIとソフトウェア開発キット(SDK)によって自動化されていると考えられる。
 
 Skypeだけでなく、メジャーなIMではSDKが配布されているため、当然のことながら同様の問題が起こる可能性がある。McAfeeでは、こうした方法によるスパムがあることを予期しておくようユーザーに警告している。
 関連情報
 
 ■URL
 McAfee Avert Labs公式ブログの記事(英文)
 http://www.avertlabs.com/research/blog/?p=156
 
 
 
 
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/12/25 12:08
 - ページの先頭へ-
 |