トレンドマイクロは26日、ウイルス「PE_FUJACKS(フージャックス)」の亜種による感染報告が増えているとして警告した。新たな亜種が多く確認されていることから、同社では、ウイルス対策ソフトの定義ファイルを常に最新の状態で利用するように注意を呼びかけている。
感染報告が寄せられているのは、「PE_FUJACKS.F」や「PE_FUJACKS.AI」など。主に、悪意のあるWebサイトにアクセスしたユーザーが、誤ってこのウイルスをダウンロードすることでPCに侵入するという。これらのウイルスを実行してしまうと、他の不正プログラムをダウンロードし、複数の不正プログラムにも感染する。また、「PE_FUJACKS.AI」は、物理ドライブ内のすべてのEXEファイルに感染するなど感染力が高いことも特徴だ。
なお、URLフィルタリング機能を備える製品を利用している場合は、「 WWW.WHBOY.NET 」および「 WWW.KRVKR.COM 」へのアクセスをブロックすることで、被害の拡大を防げるとしている。なお、これらのサイトはウイルスコードを含むので注意が必要だ。本稿では、セキュリティのため全角文字で表示した。
関連情報
■URL
「PE_FUJACKS」ファミリーの感染被害が拡大中(トレンドマイクロ)
http://www.trendmicro.com/jp/security/report/news/archive/2006/vnews061226.htm
( 増田 覚 )
2006/12/27 16:42
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