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Google Earthの「Geographic Web Layer」に情報を載せるための方法が公開


Geographic Web Layerの例
 米Googleは11日、Google Earthのレイヤーの一つである「Geographic Web Layer」に情報を載せるための方法について記した文書を公開した。

 Geographic Web Layerは、2006年12月9日に追加されたばかりの新しいレイヤーで、Google Earth上に特定のWebコンテンツの内容が表示される仕組みとなっている。Geographic Web Layerには現在、英語版のWikipedia、景色の写真を集めたコミュニティーのPanoramio、そしてGoogle Earth Communityの3つのレイヤーが含まれている。現時点では英語のみで情報が提供されているが、Google Earthを日本語モードで使用している場合にもこの情報を表示させることができる。

 Geographic Web Layerについての文書は、1月5日に更新されたばかりでドキュメントバージョンは「ベータ0.001」となっている。現時点で情報量はまだ少ないが、Geographic Web Layerに関しては情報がまだあまりないだけに、今後の更新が期待される。

 今回公開された文書で詳細に記述されたのは、英語版Wikipediaの記事をGoogle Earth上に反映させるための方法だ。Googleによれば、Wikipediaの記事中にジオタグ(緯度経度などの地図情報を記述したタグのこと)を記述することで、記事内容がGeographic Web Layerに反映されるという。例えば、カリフォルニアに関連した記事がある場合、記事の中に「{{coor title dm|37|46|N|122|26|W}}」などと記述することで、Google Earth上に表示させることが可能になるという。

 そのほかの情報としては、Google Earthで表示されているPanoramioの写真は昨年11月末頃に収集したデータであることや、Google Earth Communityレイヤーで表示されている情報は人気度、独自性、コンテンツの豊富さなどの要素から自動的に選別されていることが明らかにされた。また、Geographic Web Layerは3カ月おきに更新されるという。


関連情報

URL
  About the Google Earth Geographic Web Layer(英文)
  http://earth.google.com/userguide/v4/geoweb_faq.html


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/01/12 12:42

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