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Skype、一部報道を受けて“Skype携帯版”についてコメント


 Skype公式ブログは12日、“Skype携帯版”の開発に関する公式なコメントを掲載した。これは、同社内におけるSkype携帯版の開発が携帯電話のデータ通信料金の高さから停止されたとの一部報道を受けたものだ。

 まずSkypeに限らず、どんなインターネットアプリケーションを携帯電話で使用するかという決定に関してデータ通信料金が影響を与えるという事実は認めた上で、多くの携帯電話事業者が定額通信プランを提供し始め、業界が発展している現状を説明。その上でSkype携帯版という表現自体が奇妙な表現であると指摘した。単一の携帯プラットフォームは存在せず、すべての携帯の上で動作する単一のSkypeは存在しないからだ。そのため、「Skype携帯版について話すのは“Skypeコンピュータ版”について話すのと似ている」と述べている。

 さらにデスクトップコンピュータ上でSkypeのWindows版、Mac OS X版、Linux版があるように、携帯電話向けには「Skype for Windows Mobile」が2年以上にわたって存在しており、現在では他のスマートフォンをもサポートしていることを思い起こさせた。

 従って将来もシンクライアントやファットクライアントにかかわらず様々なプラットフォームに向けたバージョンが登場して来ることを予期でき、例えば米Appleが最近発表した「iPhone」を例に出し、このプラットフォームが外部のデベロッパーにどれほどオープンであるかは別として、長期的な視点に立てば「この上でいつの日かSkypeが動いているの見ることができないと考える理由はない」と説明している。


関連情報

URL
  Skype公式ブログの該当記事(英文)
  http://share.skype.com/sites/en/2007/01/whats_up_with_skype_on_mobiles.html

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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/01/15 12:15

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