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NTT Com、台湾沖地震による通信障害がすべて回復したと発表


 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は17日、2006年12月26日の台湾沖地震による通信障害について、応急措置で全サービスを回復したと発表した。さらに2月下旬までには、国際通信用海底ケーブルが完全復旧する見込み。

 回復した企業向けデータ通信サービスは、専用線サービスが146回線、フレームリレーが18回線、IP-VPNが71回線、ATMが14回線。インターネット接続サービスでは、グローバルIPネットワークサービスで使用するアジア域内のIPバックボーン回線。そのほか、シンガポールや香港など、9カ国・地域から日本国内への国際電話の付加サービス機能(国際フリーダイヤルおよび国際プリペイドカード)が回復している。

 NTT Comによると、2006年12月26日21時30分頃に台湾南西沖の海底を震源として発生した地震の影響により、台湾南西部の広いエリアで多数の国際通信用海底ケーブル群が損傷。これらケーブル群を利用していた通信サービスが利用不可能になった。当面の措置として他ルートによる迂回救済、および各国通信事業者と連携した救済回線の新設並びに収容替えなどの実施により、すべてのサービスが回復したという。

 なお、グローバルIPネットワークサービスでは、ネットワークの混雑状況により一部遅延が発生する場合がある。また、一般の国際電話についても、海外中継通信事業者のネットワーク状況により、通常よりつながりにくい場合があるという。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.ntt.com/release/2007NEWS/0001/0117.html

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台湾地震の影響で海底ケーブル切断、国際回線の一部に障害(2006/12/27)


( 野津 誠 )
2007/01/17 19:25

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