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Java実行環境に危険度の高い脆弱性、最新版へのアップデートを


 米Sun Microsystemsは16日、Java Runtime Environment(JRE)にGIF画像の取り扱いに関する脆弱性が存在することを公表した。脆弱性は最新版のJREで修正されているため、Sun Microsystemsでは最新版のJREへのアップデートを推奨している。

 公表された脆弱性は、JREにおけるGIF画像の取り扱いにバッファオーバーフローの問題があり、外部からローカルファイルの読み書きや実行が可能となってしまうというもの。これにより、攻撃者が悪意のあるアプレットをWebページに仕掛けることで、ページの閲覧者が攻撃を受ける危険がある。

 この脆弱性の危険度について、仏FrSIRTは4段階で最も高い“Critical Risk”、デンマークのSecuniaは5段階中で2番目に高い“Highly critical”と判定している。脆弱性の影響を受けるのは、JDK/JRE 5.0 Update 9以前、SDK/JRE 1.4.2_12以前、SDK/JRE 1.3.1_18以前。Sun Microsystemsでは、脆弱性を修正したバージョンを既に公開しており、ユーザーに対してアップデートを推奨している。


関連情報

URL
  Sun Microsystemsによる脆弱性情報(英文)
  http://www.sunsolve.sun.com/search/document.do?assetkey=1-26-102760-1
  FrSIRTによる脆弱性情報(英文)
  http://www.frsirt.com/english/advisories/2007/0211
  Secuniaによる脆弱性情報(英文)
  http://secunia.com/advisories/23757/
  US-CERTによる脆弱性情報(英文)
  http://www.kb.cert.org/vuls/id/388289


( 三柳英樹 )
2007/01/18 12:27

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