|
「シネマワーク」で制作した作品を公開する「ClipLife」
|
|
「シネマワーク」と「ClipLife」の連携イメージ
|
NTTは26日、同社が運営する動画共有サイト「ClipLife」において、テクノロジーシードインキュベーション(TSI)の映像創作サイト「シネマワーク」で制作した作品を公開する特設ページを開設した。視聴は無料。
シネマワークは、動画や絵コンテを共有したり、プロジェクトの進捗状況を管理できる映像制作者向けのグループウェアサービス。BBSを用いてプロジェクト参加者と交流したり、告知をすることなどが可能だ。作成した複数の動画を組み合わせて、1本の動画にまとめる機能も備えている。投稿可能な動画ファイルはMOV/MPEG/AVI。映像は、完成後にClipLifeに登録されるようになっている。
ClipLifeは、NTTが2006年8月に開設したユーザー投稿型の動画共有サイト。動画投稿時にはコメントやカテゴリー、タグ、関連URLの付加が可能で、動画投稿者は、作品の使用条件を明示して公開できる。そのため、第三者が作品を再利用することが可能となっている。動画を投稿するにはユーザー登録が必要で、利用は無料。現在、登録者は約5,000人で、約8,000本の動画が公開されているという。
ClipLifeでは26日、東映アニメーション研究所らの協力で合計5作品を公開した。現在のところ各作品は未完成だが、シネマワークで制作中の動画や絵コンテを閲覧できる。なお、一般ユーザーがシネマワークで映像を制作するには、ClipLifeのWebページから、利用目的などを記入の上でメールで応募する必要がある。審査で認められた場合、早ければ2月第1週から利用できるようになるという。なお、3月末までは無料で利用できるが、4月以降は有料化も検討するとしている。
NTTは、シネマワークで制作した作品を公開することにより、ClipLifeのアクセス数を増大することが狙い。また、シネマワークの利用者がClipLifeに登録されている動画を活用して映像を制作することで、ClipLifeへの動画投稿も活性化すると見込んでいる。一方、TSIでは、シネマワークの注目を高め、若手クリエイターの支援や起業家育成の環境を提供するとしている。
|
|
「シネマワーク」が提供する映像創作サービスの流れ
|
「シネマワーク」の主な機能
|
|
|
「ClipLife」における動画共有
|
「ClipLife」の役割
|
関連情報
■URL
ClipLife(クリップライフ)
http://cliplife.jp/
シネマワークとの連携実験に関するお知らせ
http://blog.cliplife.jp/news/2007/01/cinemawork.html
■関連記事
・ NTT、動画共有サイトのトライアル。動画の改変や不正映像検出の検証も(2006/08/07)
( 増田 覚 )
2007/01/26 18:57
- ページの先頭へ-
|