プログラミングコンテストサイトの米TopCoderは12日、米Microsoftなどがマッシュアップアプリケーションのアイディアと実装技術を競うコンテストを、TopCoderのコンテストプラットフォームを使用して開催すると発表した。
Microsoftは2006年12月、電話会社や通信会社とともに次世代マッシュアップアプリケーションの姿を考えるためのサイト「Connected Services Sandbox」を発表し、2007年1月にそのコンテストを行なうことを明らかにしていた。
今回のコンテストにはフリーランスの開発者はもちろんのこと、このMicrosoftのイニシアティブに参加しているBritish Telecom、Nortel、Bell Canadaなどの大手通信会社も参加する。これら企業は企業内のリソースを自由に使うことが許されており、マッシュアップに関するアイディアでフリーランスの開発者たちと競うことになる。
利用するWebサービスとしてはWindows Live、Microsoft MapPoint、Amazon、eBay、Google、Yahoo!などが想定されており、これらとメール、インスタントメッセージ、ドキュメントコラボレーションなどを組み合わせたシナリオが想定されている。
コンテストは2つのステージに分かれている。第1ステージはマッシュアップのアイディアを競うこと。そして第2ステージは、第1ステージで優勝したマッシュアップアプリケーションのアイディアを実際に実装することである。
第1ステージでは与えられたさまざまな利用シナリオに沿うようにマッシュアップアプリケーションのアイディアを出し、文章、図面、仕様書、フローチャートなどで説明する。次いで第2ステージでは、第1ステージで優勝したアイディアのプロトタイプを実装する。この段階では商業的に利用できるレベルのアプリケーションを開発する必要はないが、将来的に商業利用するためにスケールアップできるような実際に動作するプロトタイプが要求される。いずれの部門もMicrosoftとBritish Telecomがルールを策定する。
コンテストの審査委員はMicrosoftの顧客企業、Microsoftのエンジニア、Sandboxの参加企業から選ばれることになる。優勝者には2,500~25,000ドルの賞金が支払われる。一連のコンテストのうち最初のコンテストの受付開始は3月6日から始まる予定だ。
関連情報
■URL
コンテスト概要(英文)
http://csf.topcoder.com/
Connected Services SANDBOX(英文)
http://www.networkmashups.com/
TopCoderのニュースリリース(英文)
http://www.topcoder.com/tc?module=Static&d1=pressroom&d2=pr_021207
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/02/13 12:24
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