東京国税局は8日、職員の自宅にある個人所有のPCがウイルスに感染し、約400人の納税者の個人情報がファイル交換ソフト「Winny」のネットワークに流出したと発表した。
流出した情報は、職員が千葉県の税務署に在職中の2003年1月から2004年7月初めにかけて作成したと思われる、部内資料および納税者の住所・氏名などが含まれる約400人の個人情報。職員はこれらの情報を外部記録媒体で署外に持ち出し、自宅にある個人所有のPCに保存していた。漏洩した個人情報の詳細については、プライバシー保護の観点などから公表していない。
1月29日に内閣官房情報セキュリティセンターから国税庁に連絡があり、調査の結果情報の流出を確認。東京国税庁は、個人情報が流出した納税者に個別に謝罪するとともに、流出先を調査して個人情報の削除依頼を行なっていくとしている。
東京国税庁では、従来より職務上作成したデータ等については内部規定により外部への持ち出しを禁止していたが、今回はそれが守られていなかったとして、今後納税者情報の管理の徹底を図るとしている。
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■URL
東京国税局
http://www.tokyo.nta.go.jp/
( 三柳英樹 )
2007/02/13 15:54
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