NHKは16日、番組制作業務を委託している株式会社NHK情報ネットワークの社員の私物PCから、個人情報を含む取材情報が流出したことを明らかにした。ファイル交換ソフト「Winny」のウイルス感染によるものと見られる。
NHK情報ネットワークには、2月10日放送の「日本の、これから~“団塊”大量退職へ」の取材・制作業務の一部を委託していたという。流出したのは、取材依頼文や取材メモなど約260件で、この中には約130人分の名前やメールアドレス、電話番号などの個人情報が含まれていた。NHKでは、個人情報が流出した人に対して個別に連絡し、謝罪と説明を行なっている。
NHKではまた、「関係者の皆さまにご迷惑をおかけしたこと、視聴者の皆さまにご心配をおかけしたことを深くおわびいたします」とコメントするとともに、関連団体も含めて再発防止に向けて個人情報の管理の点検などを行なうとしている。
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■URL
ニュースリリース
http://www3.nhk.or.jp/pr/keiei/otherpress/070216.html
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( 永沢 茂 )
2007/02/16 18:52
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