NTT東日本とNTT西日本は20日、転送電話サービス「ボイスワープ」について、契約者とは別の第三者による虚偽の申し込みが行なわれていたことを公表した。NTT東西では、転送電話サービスを契約しているすべての顧客に対して契約内容の確認を行なうとともに、サービス申し込み時の本人確認を強化するとしている。
NTT東西が提供しているボイスワープは、かかってきた電話をそのまま別の電話に転送できるサービス。NTT東日本では、1月以降、契約者になりすました第三者によるボイスワープの虚偽の申し込みが25件発生していたことを確認。NTT西日本では、2月以降に虚偽の申し込みが3件発生していたことを確認した。このうち、NTT東日本の2件とNTT西日本の1件は、ボイスワープの開通後に第三者がNTTを名乗って被害者に電話をかけ、故障修理の名目で転送先の電話番号を登録させていたという。
NTT東西では、既にボイスワープ等の転送電話サービスを利用しているすべての顧客に対して、改めて契約内容の確認を実施。付加サービス申し込みの電話受付において、契約者本人であるかを判断するための質問項目を追加するなど、なりすましによる虚偽申し込みの防止に向けた取り組みを進める。
NTT東西では顧客に対して、NTTを名乗る不審な電話や、注文した覚えのないサービスについての案内や料金の請求書が届いた場合などは、NTTに問い合わせてほしいとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(NTT東日本)
http://www.ntt-east.co.jp/release/0702/070220b.html
ニュースリリース(NTT西日本)
http://www.ntt-west.co.jp/news/0702/070220b.html
( 三柳英樹 )
2007/02/21 16:45
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