泉州銀行は21日、顧客情報1万2,835件がファイル交換ソフト「Winny」を通じて流出したことを明らかにした。同銀行員の私物PCが、ウイルスに感染したことが原因だ。
流出した情報は、個人および法人顧客の名前など、取引内容の一部で、2000年10月から2003年3月にかけて作成された12,835件。PCには、2000年7月から2004年4月にかけて作成された顧客情報が全部で約38,000件が保管されていたが、残りの約2万5,000件については流出の可能性は極めて低いことが判明しつつあるとしている。また、現時点では、情報の不正使用などの事実は確認されていないという。
泉州銀行では、2006年3月に全行員に対し、自宅PC内の顧客情報および行内情報の削除を指示していたが、当該行員は削除作業を行なっていなかったという。2月19日に流出が発覚した。今後、当該顧客については、お詫びの書簡などを送付し、個別に連絡をする予定。再発防止に努めるとしている。
【お詫びと訂正 2007/02/26 17:10】
記事初出時、流出が確認された顧客情報を「5万835件」と記載しておりましたが、正しくは「1万2,835件」です。お詫びして訂正いたします。
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■URL
ニュースリリース
http://www.senshubank.co.jp/CGI/fresh_news/fresh_news.cgi?mode=frame&seq=0000000348
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( 野津 誠 )
2007/02/22 14:53
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