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ヤフーがAPIの活用例を募集、コンテストを開催


Yahoo! JAPAN WEB APIコンテスト
 ヤフーは23日、Yahoo! JAPANが提供するAPIを活用したWebコンテンツ・アプリケーションの開発者向けコンテスト「Yahoo! JAPAN WEB APIコンテスト」を開催すると発表した。募集期間は4月30日までで、優秀作品はYahoo! JAPANの本サービスへの採用も検討するという。

 ヤフーでは、Yahoo! JAPANで提供している検索機能や地図情報などを外部のサイトでも利用できるAPIや、デスクトップアプリケーションの作成環境「Yahoo!ウィジェット」を提供している。今回のコンテストは、APIを活用したWebコンテンツとアプリケーションを広く募集し、優れた開発者を顕彰することで次世代のインターネットの担い手を発掘・育成することが目的だとしている。

 コンテストでは、Yahoo! JAPANのAPIを使用したWebコンテンツの「検索・地図情報・その他API部門」と、Yahoo!ウィジェットエンジンを使用したアプリケーションの「ウィジェット部門」の2部門を募集する。募集期間は2月23日〜4月30日で、審査結果は6月20日にYahoo! JAPANのサイト上で発表する。審査員は、ウノウの山田進太郎氏、サイボウズ・ラボの秋元裕樹氏、ネタフルのコグレマサト氏の3氏。両部門でグランプリ(賞金30万円)、準グランプリ(賞金10万円)、協力各社の賞をそれぞれ選出する。


究極的には「マイ検索エンジン」を誰もが作れるAPIの公開も

ヤフーのサービス統括部の岡島ひとみ氏と北岸郁雄氏
 今回のコンテスト開催にあたり、ヤフーのサービス統括部の岡島ひとみ氏と北岸郁雄氏に話を伺った。

――ヤフーで開発者向けのコンテストを開催する狙いは

岡島氏:ヤフーではこれまで、「クリエイティブアワード」というクリエイター向けのコンテストや、「Yahoo! JAPAN文学賞」などを実施して、才能を発掘するということに注力してきました。一方で、ヤフーにとって大切な開発者の方々の発掘であったり、面白いアイディアの登用といったことがあまりできていませんでした。ヤフーでも今後さらにAPIの公開を推進していこうということから、開発者向けにオープンなコンテストを開催する運びとなりました。

北岸氏:条件としては、ヤフーのAPIに加えて何を使ってもいいという形ですので、素晴らしいサービスがあればYahoo! JAPANとして採用して一緒に作っていきたいと思っています。

――ヤフーでは既にいろいろなAPIを公開していますが、よく使われているAPIや、今後公開予定のAPIにはどのようなものがあるのでしょうか

岡島氏:具体的な数は難しいですが、やはり一番よく使われているのは検索だと思います。また、2006年12月に地図情報のAPIを公開しまして、こちらも大きな反響がありました。

北岸氏:今回のコンテストを通して開発者の方々とお話をしていく中で、どういうことをやりたいと思っているのかをお聞きして、その意見を元にさらにAPIを公開していくといったことを進めたいと考えています。ヤフーがAPIを公開しているのは、サービスの「苗床」のようなものだと思っていまして、みなさんにそこでサービスを育てていただきたいという考えです。次のサービスの可能性を、ヤフー内部だけでなくユーザーのみなさんと一緒に考えていきたいと思っています。


――コンテストでは、ヤフーだけでなく他のAPIも組み合わせた作品も応募可能となっていますが、こうしたサービスも今後は検討していくのでしょうか

北岸氏:おそらく「こういう組み合わせをしたい」という要望もたくさん出てくると思いますし、我々としても提供しているAPIはまだ足りていないと感じています。何が足りないのかということを考えていくと、究極的には誰もが「マイ検索エンジン」を作れるようなラインナップが必要なのではないかと思います。そのためにはコンテンツも必要ですが、エンジンのコアになるようなテクノロジー、APIの公開も必要です。例えば、検索の一番コアの技術である「語を句切る」といったAPIを公開することで、さらに新しいサービスや他のコンテンツとの連携が考えられるようになると思います。

――ウィジェットのコンテストも同時に実施するのはなぜでしょうか

北岸氏:ウィジェットやガジェットのようなものは、ローカルで動くだけでは面白くないと思っています。単にPC上で動かすとなると時計やCPUメーターのようなものになりますが、やはり人気のあるウィジェットはニュースや天気、地図のように、情報をネットワークから取得するものです。その意味では、ウィジェットもやはりAPIとは切り離せないと考えています。デスクトップアプリケーションはWebコンテンツとはまた違った展開が考えられますので、こちらにも期待しています。

――最後に、今回のコンテストに応募しようと考えている方へのメッセージを

岡島氏:今までヤフーは主にポータルとして見られてきたと思いますが、今回のコンテストはキャッチコピーに「優秀作品はYahoo! JAPANのサービスとして採用される可能性も!」とあるように、これからはどんどんコラボレーションを進めて、新しいものを作っていきたいと考えています。そうした新しいサービスを生み出せる開発者の方の応募をお待ちしています。

――ありがとうございました。


関連情報

URL
  Yahoo! JAPAN WEB APIコンテスト
  http://api-contest.yahoo.co.jp/


( 三柳英樹 )
2007/02/23 19:05

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