米SIPhoneは27日、VoIP電話としても使用できるインスタントメッセンジャー(IM)クライアント「Gizmo Project 3.0」を発表した。現在、Windows版がダウンロード可能で、Mac OS版とLinux版は30日以内に公開される予定だ。
Gizmo Project 3.0は、Yahoo! MessengerおよびWindows Live Messengerのユーザーにも無料通話できる機能を追加した。なお、すでにGoogle TalkやJabber、Gizmo Projectへの無料通話には対応していた。IM間の互換性は業界の大きな課題となっており、1つのクライアントでこれらすべてのIMに対応できるという大きなメリットが備わったことになる。
通話を行なうためには、「ユーザー名@yahoo.com」あるいは「ユーザー名@hotmail.com」を入力するか、Gizmo Project利用者であればGizmo ProjectのID名を入力すればよい。Yahoo! Messengerに関してはフランスやスペインなど一部の国際版でも利用できるようで、その場合には「ユーザー名@yahoo.fr」や「ユーザー名@yahoo.es」などとすればよい。
Gizmo Project 3.0ではそのほかにも機能強化がなされている。追加された機能としてはグループチャット機能、リアルタイムファイル共有機能、カスタムアバター、チャットインターフェイスのタブ化、チャット履歴機能である。
関連情報
■URL
Gizmo Project
http://gizmoproject.com/
ニュースリリース(英文)
http://sipphone.com/press/pr_feb27_2007.html
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/02/28 12:47
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