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米Viacom、GoogleとYouTubeに対して10億ドルの損害賠償訴訟


 米メディア大手のViacomは13日、米Googleと同社子会社の米YouTubeに対して総額10億ドル以上の損害賠償請求を含む訴訟を起こしたと発表した。

 Viacomは同社が権利を持つ番組約16万本がYouTube上で許諾を得ずに入手できる状態になっており、これまでにおよそ15億回視聴されたことで損害を被ったと主張している。このため、Viacomは総額10億ドルを超える損害賠償と、これ以上の著作権侵害を差し止めることを求める請求を行なった。

 提訴に合わせてViacomは声明を発表した。その中でYouTubeについて「彼らのビジネスモデルはライセンスされていないコンテンツによってトラフィックを築き、広告を販売することに基づいている。それは明らかに違法で、明らかに著作権法と対立している。実際のところ、YouTubeの戦略はサイト上の侵害を削減するための事前段階を経ることを避けることにあり、それにより自らは大きなトラフィックと売上を上げながら、侵害された被害者に対してはYouTubeを監視するという重荷と高いコストを全部転嫁しているのだ」と痛烈に非難している。

 声明では、ViacomがGoogleとYouTubeと交渉を行なったが不調に終わったことも明らかにしている。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.viacom.com/view_release.jhtml?inID=10000040&inReleaseID=227614

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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/03/14 11:59

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